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2011/06/04

スバル最後の軽サンバー生産中止 ファンや赤帽組合、惜しむ声広がる

最近の経営者がアレの一つ覚えの様に使う言葉「選択と集中」。古い友人も「気に入らん」と言われておりましたが、私もこの「選択と集中」と言う言葉、大嫌いです。

特にこのスバルのサンバーの生産中止に関して言えば、「社長、お前の目玉は節穴か?」とハリセンで張り倒してやりたいくらいの「選択眼の無さ」を感じます。つまり「トップの頭がアレ」なだけで、組織は「誤った方向に集中させられる」訳ですね。自分の「アレ」を誤魔化す為の免罪符として「選択と集中」と言う言葉を使っているとしか思えんのですよ・・・と、富士重工業原理主義者のあるぢゃは思うので有りました。< なんだよ、その富士重工業原理主義者ってのわww

-----転載開始-----
スバル最後の軽サンバー生産中止 ファンや赤帽組合、惜しむ声広がる
スバルの富士重工業が軽自動車の生産を2012年2月に終えるとマスコミが報道し、波紋を広げている。スバルが軽の開発・生産から撤退することは既定路線で、既にダイハツ工業から軽の相手先ブランドによる生産(OEM)供給が始まっている。
トヨタグループの一員となったスバルは、レガシィやインプレッサ、フォレスターに代表されるスポーティーなクルマを開発・生産するニッチメーカーとして生き残りを目指すことになる。

名車「スバル360」から派生した商用車
20110604
2012年2月に生産が終了するスバルの「軽サンバー」
しかし、スバルの軽に思い入れの強いファンならずとも、このニュースを深刻に受け止めた人々がいる。スバルサンバーを専用車として使ってきた全国の「赤帽」(全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会)のドライバーたちだ。
スバルは自社開発の最後の軽乗用車となる「スバルステラ」の生産を既に中止し、5月24日にダイハツのOEM供給による新型ステラを発表した。スバル最後の軽乗用車となった旧ステラは、モデル末期にもかかわらず、駆け込み需要が殺到。2011年4月は2072台を販売し、軽のベスト10ランキングで9位と健闘した。
スバルはルクラ、プレオなど既にダイハツのOEM車を投入し、多額のCMを流したにもかかわらず、皮肉にもスバルの軽のトップセールスは9位の旧ステラだった。
スバル最後の自社開発の軽として2012年2月まで生産が続くのは、軽商用車「スバルサンバー」だ。サンバーは、1958年に登場した名車「スバル360」から派生した商用車で、現行モデルは6代目。軽唯一のリアエンジン、4輪独立サスペンションとスバル伝統の技術を受け継ぎ、現行モデルは、こちらも軽唯一の4気筒エンジンと、軽としてはオーバークオリティーとも言えるメカニズムを搭載している。

「普通のエンジンでは赤帽の業務に耐えられない」
このため、軽商用車にもかかわず、サンバーの走りはスポーティーで、自動車評論家の国沢光宏氏ら専門家の愛好者も多く、軽商用車では唯一と言ってもよいファンクラブが複数存在する。スバルの軽撤退が決まった当初、愛好家が富士重工に対し、「せめてサンバーだけでも残してほしい」と、署名を集めて嘆願。大手全国紙が大きく取り上げたほどだ。
サンバーの生産中止を惜しむ声は、熱心なファンにとどまらない。サンバーのトラックを専用車として採用している赤帽のドライバーたちだ。赤帽によると、赤帽がサンバーを専用車に選んだのには歴史的経緯がある。赤帽が使用する軽トラックは「沢山の荷物を積み、長い距離を走る」ため、「普通の乗用車の寿命と言われる距離(10万キロ)を多い人は1年で、少ない人でも3年程度で走ってしまう」という。高速道路など長距離を長時間走ることも、短い距離を頻繁に走ることもあり、クルマを酷使するわけだ。
このため赤帽の組合員から「普通のエンジンでは赤帽の業務に耐えられない」という意見が出され、自動車メーカーに専用開発を打診したところ、要望に応えたのが富士重工だったという。赤帽は「エンジンに数項目の赤帽専用項目を盛り込み、その他にも専用部品を装備している。全国の組合員から様々な意見や要望が寄せられ、それらを反映させた結果、赤帽車は国土交通省の認可を受けた専用車輌になった」という。

赤帽サンバーの後継車はどうなるのか
つまり、赤帽が採用する赤帽サンバーは、サンバートラックをベースに耐久性や利便性を向上させた専用モデルで、自動車メーカー関係者によると、「他メーカーの軽トラックでは赤帽サンバーと同じ性能は出ない」とされる。かつてサンバーには農協系の専売仕様車として「JAサンバー」(「営農サンバー」)も存在した。スバル伝統の4WDで、走破性も高く、赤帽サンバーとともに、他メーカーの軽トラックが凌駕できない領域があった。
富士重工としても、赤帽サンバーは全国で2万台を超える車両が数年で代替していく巨大市場だっただけに、失うものは計り知れない。赤帽サンバーの後継車はどうなるのか。スバルファン、赤帽組合員ならずとも、気になるところだ。
http://www.j-cast.com/2011/05/28096488.html?p=1
-----転載終了-----


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コメント

非常に残念なニュースです。

個人的には軽自動車は購入対象外で、軽自動車にはあまり興味ありませんが、スバルの軽と言うのは他のメーカーの軽とは違うジャンルの車と言うイメージがありました。
て言うか、私にとってスバルの軽は、バカにしていた他のメーカーの軽とは全く違う車なんですね。

せめてサンバーだけは残して欲しいと言うのは私も同じ気持ちなんです。

この先スバルはどうなってしまうのでしょうか?
スバル(もどき)の軽は全く売れない現状を、スバルの経営陣は指を咥えて見ているだけなんでしょうか?

テレビから流れてくる『スバルの軽』と言うセリフがなんか虚しく聴こえてきます。

>「トップの頭がアレ」なだけで、組織は
>「誤った方向に集中させられる」

ほんとにその通り…といいますか、赤帽ドライバーや農家のような、プロフェッショナル(職人)の要望を無視してしまうような判断を、同じく職人である富士重工のエンジニアたちがするとは思えません。<単にして欲しくないってだけじゃぁないか^^;

何が一番気にくわないって、新型(笑)プレオやステラに堂堂と六連星が付いていることです。あんな動く棺桶に安全の象徴が付いている、全く解せないことです。
初代PLEOなんか、BピラーだけでVIVIOの7倍の強度がある、っていうのがウリだったのに…

いずれにしても、これで日本の自動車文化である軽規格は、絶滅したも同じですね。

chiharu_legacyさん
本当に、せめてサンバーだけでも残してもらいたかったです。スバルのDNAを創業当初から残している最後のモデルでしたし、こうした様々なファンを失望させないため、そして、いつか来るかもしれない軽自動車の生産再開の為です。・・・しかしながら、そうした可能性すら、切り捨ててしまったスバルの経営陣の判断は、余りに近視眼的です。私もダイハツのOEMでは、スバルの軽四は買うことはないでしょう。従来の製品より、明らかに劣っているプロダクトにどうしてお金を払う動機が生まれるでしょうか。経営陣はこの実情をキチンと受け止めるべきと考えます。

Route09さん
一般の顧客だけでなく、こうしたプロフェッショナルの方々に支持されていた事は、このモデルが本物であると言う証ですね。「選択と集中」は確かに必要だったかもしれませんが、選択の対象として、「本当に捨ててはならない物」に手を付けてしまった感は否めません。当BlogでもFT-86はウォッチしていますが、軽四を辞めてまで作るモデルではないことは、再三書かせていただいている通りです。
>いずれにしても、これで日本の自動車文化である軽規格は、絶滅したも同じですね。
同感です。後は軽四を真面目に頑張って作ってくれているスズキさんに期待するのみです。

この一件にはハッキリ言って頭に来たので、この方に皆様の気持ちを代弁させて頂きました。
詳しくはリンク先をどうぞ。

Y-Tさん
おお、かの有名な、総統閣下シリーズですね(笑)
正しく「ちきしょーめ!」です。

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