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Bajajが招く危機

インドのBajaj Autoがルノー、日産と提携し3000ドルの車を出すそうです。

Bajaj unveils its "people's car"(leftlanenew)

その昔、日本の高度成長期にも似たような話がありました。そう、国民車構想。スバル360を始めとした軽自動車の歴史の始まりですね。私の好きなスバル360は、車重360kg、価格を36万円という、まるでドラえもんのスペックの様な構想で、開発され庶民のモータリゼーションの先駆けとなった名車中の名車ですが、時が変われば事情も変わる、これとまったく同じと考えると少し危険な感じがしています。

まず、このBajajが狙う市場とはどこでしょうか。日産、ルノーが一枚噛んでいるという事だと、インド国内だけとは限りません。狙いはインド発の世界戦略でしょうね。そして、この3000ドルという価格。当然の事ながら、内燃機関のみでしょう。ハイブリッドやEVなどというシロモノではない、これは価格から見て取れます。つまり、このデタラメに安い車が、世界中のありとあらゆるところで走り始めるという事になりますね。それも膨大な台数が。この事があと69年で枯渇すると言われている石油の消費に拍車をかける事は火を見るより明らかです。もちろん、何らかの答えを用意している事を期待してはいますが、特に日産、ルノーに関してはこんな事は考えていない様に見えていますので。ちなみにタタ自動車も似た様な事を考えているようですね。

資本主義経済から見れば、大きな市場を狙う世界戦略車ですが、反面、まだ次世代エネルギーに関して明確な回答が出せないでいる自動車業界において、市場の死滅を加速させる車になるのではないかと危惧しています。誤解を招く事を覚悟で私の持論を書かせて頂けば、先進国の資本主義経済の考え方を、急激に発展しているこれらの国々にそのまま持ち込んでしまっては、全体論として、先進国自身の首を絞める事になると言う事に、そろそろ気づくべきではないかと考えています。

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