« 新型インプレッサSTi? WRX? | トップページ | Subaru impreza wrc concept »

スバルの「お客様第一」を考える

すっかり放置状態です。でも、死んでいる訳ではない(C)某指令。

旧知の友人であり、お人柄も温厚なぶらっと氏が「本当に「お客様第一」でスバルの車は良くなるのか?」と、珍しく熱く語っています。記事を読んでみて、私も似た様な事を考えていたので、援護投稿です。

最近の多くの企業は、二言目には「お客様第一」を口にします。ええ、確かにプロダクトアウト時代は終焉を迎え、しっかりとしたマーケティングを行わないと、物が売れない時代で有ることは、周知の事実でしょう。でも、この「お客様第一」という言葉が、新しい提案が出来ない、多くの企業で「逃げの口実」に聞こえているのは、私だけではない筈です。

問題はこの「お客様第一」の「お客様」とは誰か、ここが問題かと思います。特にスバルの場合、「お客様第一」を「マス」と考えて居るとするならば、これは思い上がりであり、方向違いの様に思えます。これは正しく、トヨタの様になんでも無難にこなすメーカーが考える事であり、スバルが目指す方向とは違う様に思えます。これは、会社の規模もそうですし、今までの車作りの哲学からもこの事が言えるでしょう。トヨタの様な資金的な強さ、マーケット上での強さ、こうしたものをスバルは持っていない代わりに、他のメーカーが欲しくても決して手に入れる事が出来ない独自の「個性」を持っている筈です。これを生かさずして、「お客様第一」を唱い続けるなら、そう遠くない将来にスバルのファンは居なくなるでしょう。そう、例を挙げれば、あの箱屋の様に。

スバルが「お客様第一」を唱うなら、まずは自社の強みをしっかりと考え、その上に立っての「お客様第一」を考えるべきでしょう。Audi、VW、BMW、Alfa、PSAなどは、自社がどんなプロダクツを出すべきか、この辺りをしっかりと見据えている様に感じられます。どのメーカーも一貫したコンセプトに基づいて、そのメーカーだからこそ出来るプロダクトになっています。故に力強さを感じ、共感できると感じられます。この会社のこのモデルの様に、情けない事になってしまったら後が無いでしょう。この会社にはまだ救いはありますけど。

とは言うものの、モノが売れなければどうにもならない。そんな訳で、まずはマーケットありき、これは正しいでしょう。でも、最近のスバルは、マーケットの中で自社が強みを発揮できる所はどこなのか、この部分を見失っている様に思えてなりません。モデルのデザインもむむうならば、会社そのもののデザインもむむうな様に思えています。

と、古参のスバリストの一人として、今後のプロダクツに期待して、記事をPOSTしてみます。

【トラックバック先】
新型インプレッサ 開発者インタビュー その2(SUBARU BLOG様)
「本当に「お客様第一」でスバルの車は良くなるのか?」(お庭でいっぷく様)

|

« 新型インプレッサSTi? WRX? | トップページ | Subaru impreza wrc concept »

」カテゴリの記事

コメント

援護投稿ありがとうございます。
っていうか、今更ながら自分の記事を読み返すと、スバオタの思い込みのようでお恥ずかしい限りです。でもスバリストの端くれとして「苦情を言わずに離れていく客」にはなりたくなかったんです。

あるじゃさんの論理的な文章はとても分かりやすく、救われた思いです。
お礼方々、こちらの記事からトラックバックさせていただきます。

ちなみに、SUBARU BLOGにもトラックバックを送ったのですが、送信は成功しているはずなのに反映してもらえません。ココログのトラブルで実は送れていないのか、それともアク禁を喰らったか!? (^^;)

投稿: ぶらっと | 2007/07/30 00:01

ぶらっとさん
コメントを有り難うございます。
私の周りにも、今回のインプレッサを見て失望しているスバリストがいます。みんな口を揃えて言ってます。「尖れ」と。
結局、乗る車が無い。これは由々しき問題です。

まあ、スバリストだけを相手に商売をしていたら、パイは見えてますけど、スバリストが有形無形のカタチで支えて来た事も事実。故にスバリストの目は冷静です。

今回、私もSUBARU BLOGにこの記事トラックバックを送ったのですが、やはり黙殺されたようです。この程度の意見を開示して行けないようなら、そこまでの器量なんでしょう。今回ばかりは失望しました。

投稿: Algernon | 2007/07/30 19:38

一般ユーザーに受け入れられて、スバリストも納得する車って、現実には難しいでしょうね。ただ、最低限「車作りの良心」だけは失って欲しくないです。

トラックバックについては、もしかしてココログのメンテ明けトラブルの可能性もあるかもしれません。アクセス解析を見ても、「いかにもチェックしに来た」ログがありませんから。
ちなみに、うちにもトラックバック送りました?来てないみたいですけど。(^^;)

投稿: ぶらっと | 2007/07/31 00:39

車社会が成熟し、「走り」というものの価値観が一昔前と変わってきました。モータースポーツブームも去り、「走り」を追求しているだけでは、顧客の拡大は望めない時代になったのでしょう。
現実的な判断として、トヨタの外圧があったかも知れませんが、鎖国を解除し新しいメーカーへの生まれ変わりを模索しているといったところでしょうか。
モータースポーツ全盛の中で走りを求めたスバリストも30代40代となり、家庭を持ち子育てをし、ファミリーカーへの乗換えが進んでいます。
生き残り戦略としては仕方がないのではないでしょうか。

投稿: sawawa | 2007/07/31 20:25

>ぶらっとさん
>最低限「車作りの良心」だけは失って欲しくないです。
これは同感ですね。スバルが変わって来たのなら、スバリストも変わらなければならない。ただ、その変化する部分に、スバルの車作りの拘りが無いようなら、もうスバルを選ぶ理由はありませんね。
黙殺かと思っていましたが、トラックバックを受け付けてくださった様です。ユーザーの意見を聞く姿勢が残っているのを見て、すこしだけほっとしました。

>sawawaさん
コメントをありがとうございます。日本の車社会が成熟して来ているかと言ったら、私はまだまだだと思っています。そして、スバリストが走りを求めているのかと言ったらこれも少し違います。スバリストがスバルに求めているものは「スバルらしい拘り」です。現実的な問題として、スバルには今、売る車が有りません。孝行息子になる筈だった軽自動車はどれも不発。レガシィもまだ戦わなくてはならない筈なのに、既にモデル末期の雰囲気を醸し出してしまっています。そんな中でのインプレッサの投入ですから、これは売れなくてならない。それも今直ぐに。まあ、そんな台所事情が有ってのモデルだと理解しています。この結果がどうなっていくのか。当Blogの前の記事で紹介している、秋に発表予定のモデル。そしてその次に続くであろう派生モデルを見て行かないと、答えは見えないでしょうが、ここ数年、続いている迷走感はなかなかぬぐい去れるものでは有りません。

ユーザーは常に新しい提案を求めています。そして、それはスバリストも同じことです。ただ、普通の「お客様第一」では、スバルは生き残れないでしょう。私はここを憂いています。

投稿: Algernon | 2007/08/01 00:04

そもそもですね、富士重が最初に「お客様第一」を具現しちゃったのはA22レオーネではないかと。インボードブレーキを捨て、尾崎紀世彦と車庫入れ不能な後方視界を手に入れた時から始まった、以後3代に渡る艱難辛苦の物語をいまさら紐解いてどうするつもりなのかと。
わたしのような、スバルが送る秋波に脊髄反射で魅せられてしまう、パブロフの犬もびっくりの蒙昧なるスバリスト、もといスバヲタには何も偉そうなことを言う資格がありませんから、「尖れ」とは言わずとも、せめて「媚びるな」と願いたい。富士重工は「時代おくれ」のメーカーであってほしい。
純粋だけど、野暮じゃない。嫉まぬように、焦らぬように。似合わぬことは無理をせず、そして、飾った世界に流されないでくださいね、スバルさん。

投稿: NiGHTS | 2007/08/07 23:23

NiGHTSさん
コメントを有り難うございます。「A22レオーネに始まって、以後3代に渡る艱難辛苦の物語」ですか(笑) 確かにそれは言えるかもしれませんね(爆)

媚びるなは同感です。結局、スバルの様な規模の会社は、車種が少ないが為に、マーケティングをした所で、全てを満足できる車は作れない様に思えますね。 つまり、新しい価値を提案し続けなければ先が無いと思えます。頑固ですが、常に驚きを提案してくれるメーカー。私はこれがスバルの魅力だと考えてます。媚びる事無く、この部分が上手く製品に表現して行ければ、欧州の名だたるメーカーとも互角に戦えると考えているのは、私もスバル莫迦だからでしょうね。

投稿: Algernon | 2007/08/09 20:30

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32843/15936526

この記事へのトラックバック一覧です: スバルの「お客様第一」を考える:

» 本当に「お客様第一」でスバルの車は良くなるのか? [お庭でいっぷく]
今日はね、もぉ熱く語らせてもらいますよぉ。多少長くなりますが、SUBARU BL [続きを読む]

受信: 2007/07/30 00:51

» 2008 Tribeca and Lund boat. [ステラ! Pleiades Drive.]
 2008年モデル トライベッカとLund ボートです。  妻が自分でボートを [続きを読む]

受信: 2007/07/31 06:48

« 新型インプレッサSTi? WRX? | トップページ | Subaru impreza wrc concept »