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ホワイトカラーエグゼンプション

機が熟したら書いてみようと思っていた記事です。

今年の通常国会に法案提出の兆しがあるということで、そろそろメディアが騒ぎ始めてますね。しかしまあ、なんでしょうか、この法律は(ーー#)

調べてみると、この法案を提言しているのは経団連。表向きは、労働の価値を量から質に転換して賃金を支払うという美辞麗句が並べられていますが、裏を返せば人件費を圧縮する為というのが狙いの様で、ぶっちゃけ、賃金カットを正統化さようという思惑が見え見えですね。

そもそも、日本に於いての「裁量労働制」の起源は、企業が「団塊の世代を年功序列で支えられなくなったこと」がきっかけになっており、少なくとも、私は、日本の大手企業で「裁量労働制」が成功した例を知りません。こうした現状が解っているなかで、こんな嘘がまかり通ることなど、正気の沙汰ではありません。実際に時間外労働の賃金未払いは、相変わらず横行していますし。

一番注目すべき点は、問題はこのホワイトカラーをどう定義するか、また、そのホワイトカラーをどう処遇するべきなのか、ここも興味深いところです。金額で定義してしまうなら、後で数字をいじる事で、幾らでも人件費の削減は可能になってしまいますし、また、ホワイトカラーが、高いモチベーションを保ち続けられるような金額を法的に定義してしまうと、経団連が期待しているような大きな効果は出ないでしょう。結局のところ、弱い者に鞭打つ法律と言っても過言じゃない気がします。これで、給与所得者は「現代の小作農」であることを追認するカタチになるのでしょう(ーー#)

しかし、なぜ今年、2007年なのか・・・ここも「団塊の世代」の大量退職による退職金と企業年金が、雇用側を圧迫している・・・と偏った見方をしてしまうのは、やはり斜めに見過ぎでしょうか?

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コメント

こういった法案を準備しておきながら、世間が騒ぎ始めたら、7月の選挙への影響を考えて、とりあえず先送りする、、、選挙への影響が出ることを自覚している=反発を買う事が予想されている、のならば、誰のための法律なんでしょうね。
志がしっかりとしているならば、誰も反対はしないと思うのですが、、、

ズルさが見え見えなのはどうにもいただけません。

投稿: ★TAK | 2007/01/11 01:26

確かに頂けませんね > ズルさ

実情として、旧来の労働基準法が現状と合ってない部分は出て来ていると思いますが、そうした「従来の枠」からはみ出している給与所得者が大部分だと思うんですよ。つまり世の中の多くは「ブルーカラー」。

で、この法律が通ってしまう事の恐ろしさは、ホワイトカラーとブルーカラーを「明確に線引き」できてしまう所。しかもこの線はいくらでも動かせる。一部には、現在の労働環境を追認するだけという甘い見解もありますが、実際はそんな単純な事にはならないでしょう。

沢山の人がいる大きな野原の真ん中に、塀を一枚建てただけで、塀を挟んだ両方にいる人の間で、考え方の違いや、様々な格差が生まれて来ます。

この法律の問題はこれと同じと言ってもいいでしょう。全く洒落になりません。

投稿: Algernon | 2007/01/11 04:45

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