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命の選択を

先日、あるコミュニティで見かけたニュース。心臓の難病を抱えた子供が、臓器移植をしないと余命は1〜2年。移植の為の渡米の為に1億円が必要との事。この為に募金を呼びかけているとの事だった。

日本の臓器移植法で15歳未満の子どもがドナーになることが法律で認められていない事が、この様な事が起る前提に有る事は解っているつもりだ。あくまでも私の主観だが、最近、この様な手段を取るケースが異様に目に付く気がしており、同時に、こうした手段に抵抗感を感じざるを得ない。子を思う親の気持ち、この事は理解してあげたいし、同時に解るつもりでは居るが、どうしても頭の中に付きまとってしまうのが「命の値段」だ。

日本ユニセフ協会の募金のページによると、4000円で「下痢による脱水症から子どもの命を守る経口補水塩を623人分」とある。1億円とすると、1550万人分の命が救える計算だ。1550万人分の未来と、1人の未来。どちらを救うのが正しい選択なのか? 私個人の感覚では、同じ金額を寄付するなら、より大きな可能性に賭けたいと考えてしまう。まして、1〜2年という余命がある1億円と、脱水症状で命が失われるという現実を考えると、緊急性は後者の方が遥かに高い。冷たい様だが、親が財産を全財産を投げ打って出費できない金額なら、それがその「人」の天命と考えるのが、正しい選択の様に思えてならない。そして、法の不備によって、日本の国内だけで考えても不幸な結果になっている命が有る事も想像に難しくない。ここで生死を分けるのは、現状ではやはり「金」だろうと感じる。

こうした活動を否定するつもりは無いし、また、多くの人の善意が集まる事は素晴らしい事だと思う。でも、その方向が「個人に向く所」は何かが違ってはいないか?

この記事を書くにあたって、いろいろと調べてみると、多くの人の善意を食い物にしたカタチになってしまった話がいくつも出て来た。こうした情報の確からしさは私の能力では量る事はできないが、これを事実と仮定しても、デマとして読み流すにしても、嘆かわしい世情と言わざるを得ない。

2006年を表す漢字は「命」となった様だが、なんて皮肉な年だったのだろうと感じる。

【トラックバック先】
「・・・ちゃんを救う会」の功罪? 命の値段(なにはともあれ様)

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 先日『賠償金は3億円か』を書いたが、今回は命のお値段はいかほどか?と言うことで。 難病の幼児が出て [続きを読む]

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