« BMW X6 prototype | トップページ | デイリーランキングの記念画像 »

V36スカイライン、試乗しました。

まず、始めに書かせて頂きます。

「日産のウソツキ!」

是非、試乗してみたいとスカイライン公式ブログ試乗車・展示車で検索し、SKYLINE 350GTの試乗車がある筈のディーラーにわざわざ出向きました。・・・ところが、試乗車は無い!! まったく、本気で売る気があるんでしょうか。ゆるゆるに弛んでいます...orz これで、日産に対する信頼は120%低下しました。でも、ティッシュを二箱、お土産に貰ったので100%に戻りました。<(^^;)安!
そんな訳で、もう一件、試乗車が無い事になってるお店に転がり込んで、350GTに試乗して来ました。

私はの先代のV35が発売された時に、楽しみに試乗に出かけたのですが、印象はきわめて悪かったです。ファンの方には申し訳ないですが、愚鈍と言っても言いすぎない位のスタイリングで失望。走った所で、面白くもなんともないエンジン、ステアした瞬間に気持ちの悪い重心移動とミニバンに乗ってる様な腰高感・・・。こんなの有り得ない、最高のスカイラインはやはり「R32」だと確信してました。

そして今回のV36はあまりにV35に似て、第一印象は最悪。されど、スカイライン。きっと何かがあると考え、是非きちんと見ておきたい。そんな衝動に駆られ、ディーラーに足を運んでみました。

まず、一見してフーガ(FUGA)やV35と見分けが付きません。ただし、よく見ると小技が随所に効いており、先代より確実に洗練されています。そしてV35よりダイナミックです。フロントフードやフェンダーは緩やかで見た目以上に複雑な面が張られており、他の部分も同様に随所にこだわりを観じる所がありました。しかし、歯切れが悪い。折角のフロントフェンダーからリアにかけて伸びているエッジも、光線の加減でしか確認できません。そして、この線はリアフェンダーを囲む様に下に落ちています。全ての面がフロントからリアにかけて流れている中で、このキャラクターラインがたった一本だけ反逆しています。もっと明確な意図を持たせて伸びやかに表現する事で、フーガとの差別化や、スカイラインとしての躍動感も表現できたのではないかと感じました。ヘッドライトユニットの中の造形、全体から沸き立つ様なマッチョマッチョな雰囲気など、面白い要素は沢山有るのに、全体としてV35のイメージに完全に引っ張られてしまってます。何故、先代のコンセプトをキープしたのか理解できません。まあ、渡辺謙ではあるでしょうが、決してイチローではありません。つまり「渋さ」はありますが「躍動感」は無いと言う事で。

そして試乗。メーターパネルは、赤、青、白でとても明るく、先進性のあるデザインになっている感触。真ん中にあるマルチインフォメーションの赤も、思ったより煩くなく好印象でした。内装も強い走りの印象は感じられませんがシックな雰囲気。悪くないです。ただ、訳の解らないアラートが常に表示されていたり、また、メーターパネルのバイザーに置かれたスイッチは、ステアリングに隠れて見えないなど、細かい突っ込みどころはあります。表面が腐食した様なアルミのセンターパネルは、かなり微妙な所(ーー;) センターパネル中央に組み込まれた時計は、かのメーカーの有名なアイデンティティですね...なにを訴求したいのか(笑)

アクセルを軽く踏んで発進。V36のキモであるVQ35HRのトルク感にはビックリしました...と簡単に騙される私ではありません。これはドライブバイワイヤーによるマジック。勿論、パワーが無ければこんな事はできませんが、クリープから軽いアクセルオンでギクシャクするのは感覚として不自然です。蛇足なチューニングですね。
道に出て加速。ここでやっと本領発揮でしょう。VQ35HRの感触は、軽快と言うより豪快。太いトルクでモリモリと加速します。前回の記事で感じていた程、古いエンジン音ではありませんでした。VQ35HRは咆哮というより、良い意味での轟音です(w) 運転している時のフィーリングは、多分競合としているレクサスIS350と比較してみても、V36スカイラインの方が面白い印象です。そしてカーブを曲がった瞬間にこの車の実力が解りました。フロントの接地感が全く抜ける事なく、そしてシッカリと頭を向ける事が出来ます。これはレクサスIS350には無かったフィーリングでした。私が思わず口走ったのは「これだ!」です。

しかし、わりとご機嫌で試乗が終わってディーラーの入り口の段差を超えた瞬間に、後でイヤな音がしました。位置は、左右のCピラーの上の方・・・あの音は・・・内装の軋みではなく、溶接した鉄板が擦れる音です。「なるほど」と感じました・・・試乗車でこれですか?...orz

とまあ、ごちゃごちゃと書きましたがV36スカイラインは「良く走るけど、スタイリングで損をしている車」の典型じゃないかと感じています。V35からの変化、フーガとの差別化が共に明確ではありません。あくまでも私個人の印象では「肉襦袢を着たアスリート」です。

で、肝心の「V36がスカイラインかどうか?」と考えた時には、私的には「もう、どっちでもいい車になった」と感じました。いくら団塊の世代をターゲットにしていると言っても、ここに来てR32をすっ飛ばし、ケンメリにリスペクトするなんてのは、的が外れてますね。いっその事、スカイラインの名前なんて捨ててしまえば、もっと自由な発想が生まれたでしょうし、また、スカイラインの過去の栄光に押し潰される事もないでしょう。来年にはクーペ、その後には大本命の「スカイラインの名を捨てるGT-R」が控えています。もう、スカイラインという名前は呪縛以外のなにものでもありません。

実に勿体ないモデルです。

【2007年12月7日追記】
先日の記事で、次期GT-RのSPY画像が配信されてると紹介しましたが、やっぱり有りました「動画」!!
エンジン音を聞くと、全開アタックというより、まだまだ余裕がありそうな雰囲気。
次期GT-R、ニュルテスト動画

【2007年12月17日追記】
本記事についてのコメントで、極めて不愉快な投稿がありましたので、「荒らし」と看做し、コメントの投稿終了とコメント記入者の投稿禁止措置を実施しました。同時に、記事の内容で「断定するのは早計」と指摘を頂いた部分については、追記にて撤回させていただきました。なお、当Blogの記事の全ては、私個人の感想の域を出ていないという事をご理解頂けると幸いです。

【トラックバック先】
NEW NISSAN SKYLINE 誕生(スカイライン公式ブログ様)
V36スカイライン(システム管理屋の雑言様)
スカイライン・カタログインプレッション(パンダのクルマ日記(仮)様)

【PR】
日々のガソリン料金が最大40円/Lお得になるカード!



|

« BMW X6 prototype | トップページ | デイリーランキングの記念画像 »

」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。パンダといいます。
TBありがとうございます。
なかなか厳しいご意見ですね。
私はまだ高校生で無免許なので、あまり偉そうなことは言えない立場なのですが、スタイリングは結構カッコいいと思います。確かに明らかにV35に延長線上ですが、V35のスタイルも悪くないと思っているので。まあでも、中途半端って感じもします。
残念なのは、「本気で売ろう」という感じがしないこと。カタログも思ったより薄くて(内容も)ガッカリです。このカタログじゃあときめかないって。このへんは、クーペやGT-Rが解決してくれるのでしょうか。

ただ個人的には、あまり過去に縋り付くのも止めて欲しいです。例えば次のスカイラインで、R32だのケンメリだの具体的な名前を出されてしまったりしたら、それこそ失望します。「おいおい、それって一度捨てた物でしょ」って感じです。R32やその他の過去のスカイラインも、いいクルマで、名車と呼ばれるだけの価値はあるかもしれませんが、まだ復活とかするような、そういう領域(ミニやビートルのような)には達していないと思います。そういうリサイクルはして欲しくない。
当時を知らないからこんなことが言えるのかもしれませんが、スカイラインというクルマには先を目指して欲しいです。


投稿: パンダ | 2006/11/26 09:43

パンダさん
コメントを有り難うございます。
記事を拝読して、「良い目」をしていらっしゃるので、トラックバックをさせて頂きました(^_^)
私は仕事柄、好き嫌い以前のそのスタイリングに込められたコンセプトの方に目がいってしまいまして、好きなメーカーの車にさえ、文句をタレてしまってます...orz

スカイラインと言うモデルは、良く出来ていて当たり前で、そうで無ければ徹底的に叩かれるモデルです。故に日産も思いっきり力を入れて開発していると感じられます。ただ、パンダさんの言われる通り、過去の栄光にしがみついた為に、それに押し潰されるというのは決して良い事ではありません。Vシリーズは、Rシリーズと比較するとコンセプトも違いますし、次期GT-Rはスカイラインの名を冠する事はないと言われています。そう考えると、このモデルは既にスカイラインを名乗る意味は無いでしょう。先を目指すなら、思い切りも必要。本来ならV35でスカイラインの名は捨てるべきだったのではないか考えてます。
スカイラインを知る人は、スカイラインであるというフィルターをかけてモデルを見ます。そこが理解できていない日産は、見ていてとてもイタイと感じています。

投稿: Algernon | 2006/11/26 10:16

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32843/12819991

この記事へのトラックバック一覧です: V36スカイライン、試乗しました。:

» 新型スカイライン試乗 [ぐらんどばんのクルマジ]
日産スカイラインがフルモデルチェンジ。 カーオブザイヤーは終わってしまいましたが、 今年のニューカーの1つの目玉です。 20日に発売開始されて初の週末。 試乗に行って参りました。 ディーラーに到着してみると、展示スペースではなく、 外の広場のど真ん中にどんとスカイライン。 試乗車のようですが、ボンネットが開けられた状態。 何だか近づけませんでした。 その周りにお客さんとディーラーマンで輪ができてます。 お客さんは年配の方が多かったです。 白髪交じりのカップルが多... [続きを読む]

受信: 2006/11/27 08:16

« BMW X6 prototype | トップページ | デイリーランキングの記念画像 »