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SUZUKI SX4

まず白状すると、今までスズキの車は「私のライフスタイル」の中から、完全にハズれた車でした。私の感覚ではスズキの軽四は「下駄」。シティコミューターとしての使い勝手の良さは、そのシェアの大きさからは感じとれるものの、どれでもいいやという感じ・・・同じ事はダイハツにも言えますが(苦) そして、乗った事が有る車は660CCのジムニーのみ。しかし、この車は「熱かった」です。

そんな「Out of 眼中」の私の目から見ても、最近のスズキは面白いです。街ですれ違うスイフト(SWIFT)の燐としたスタイリングには、競合他社のコンパクトカーとは異なるテイストを感じてましたし、それがあったからこそ「SUZUKI SX4を見てみたい」と思い立ったというところがあります。まして、FIAT Sedici(フィアット・セディチ)の兄弟車、そして、かのイタルデザインが関与しているという事ですので、好奇心は通常の3倍増しです(w)
ところが、私の住んでいる地域性もあるのでしょうが・・・スズキの四輪の販売店が無い...orz。中古車販売店や、何でもやってそうな整備工場がついでに看板を掲げている程度です。で、先日、やっとこスズキの販売店をみつけて、実車を「見る」事が出来ました。モデルはクロスオーバースタイルの1.5XGでした。

まず、実車を目の前にした感覚は、「この存在感はなんだ?!」という驚きでした。写真で見るより、遥かにグラマラス、正に光と陰のマジック。フェンダーの繊細な曲面が描く立体感、ちょっとだけ強面ですが、嫌味にならない程度に主張があるフロントフェイス、一見質素に見えますが、フロント、サイドとの連続感から全く破綻していないリアの造形・・・スイフトで感じていた、独特の存在感に、更に磨きをかけてきた印象です。そして、なんと言ってもこのモデルの最も美しい所は、リアからサイドにかけて明確な意図を持って立てられたショルダー部のエッジ。ここはこの車の躍動感を明快に表現しています。そして、このエッジがなんの歪みも無く、ダイナミックに膨らんだフェンダーに消えて行く所は、一種の芸術作品を見る様です。そして、誰にも媚びていない(w) このモデルに対するスズキの自信が伝わって来ました。

インテリアも実用的ながらも、緻密に作られており、各部品の組み付けの精度に関しては、ちょっとビックリする様な質の高さです。これが「ユーロ標準」なんでしょう。私がデザイン的に特に目を惹いた部分は、センターコンソ−ルの左右に配置されているメタルの面の光沢。Webや写真からだと単なるアルミ調のモールにしか見えませんが、実車では、もっと反射率の高い表面仕上げに成っている事が解ります。黒を基調とした内装の中で、「品の良い」主張を見る事ができます。文句無しで美しいです。

確かにこれはスズキの意欲作、そして世界戦略車に恥じない完成度を感じました。

とまあ、感心して見ていると販売店の店員さんが出て来て、もっと詳しく説明を聞く事が出来ました。この店員さん、恐らくは四輪の販売店を始める前までは、ニ輪をイヂリ倒していた様な、叩き上げのメカニックの雰囲気を持つ頑固おやぢ(爆) これならいろいろ聞くことが出来ると思い、思い切った質問をぶつけてみました。

このSX4は、各モデルに「i-AWD」という「4WD」が設定されておりますが、この性能が実に曖昧です。まず解る事は、AWD(フルタイム4WD)ではなく、セレクティブ4WDであること。そしてセンターデフロックが付いている事。この3つのモードを、切り替える事が出来るのですが、問題はこのセンターデフ。電子制御で自動的に切り替えるって、いや、それはもう普通にやられてることで、問題はどの程度回るかと言う部分です。ここはカタログ上では、公表されていませんし、頑固おやぢ(これは敬称)も「公表されていない」と明言していました。そして、カタログ上ではセンターデフロックは80キロ以上で自動的に解除されてしまうと明記されています。ちなみに、スバルの基準で言うと、直結4WD時代の速度制限は20年位昔に「撤廃」しています。あくまでも私見ですが、実はセンターデフロック以外は、殆ど後輪へのトルクは切られているのではないかと感じました。まあ、センターデフロックのお陰で、最悪の事態は避けられるのは救いですが。直結型4WDの実績はそれなりに積んで来てはいらっしゃる様ですが、スバルに対しては20年は遅れている印象を持ちました。

で、最後にこの頑固おやぢ、この「誇り高き自称スバリスト」を相手に、挑戦的な事を(爆)
「スバルの四駆は、前後輪の回転差が解消できず、デフが加熱して高速でよく火災を起こす。だから、スズキはこのi-AWDを採用してる」
・・・と。はいはい、解りました(^^;) センターデフの意味、ご理解いただけてないご様子で。整備工場はこんな感じ言う事で、ちょっとしたウラ事情も読めてしまった印象です。車はメーカーの技術だけでは走りません。まあ、確かにスバル車は「燃え」ますが、少なくとも私の知る限りでは燃えた事はありません(w)

よし、では、こうしましょう。
「SX4がセンターデフロックしたまま、サファリラリーを走りきったら、SUZUKIの言う事を信じてやる(ーー)」

しかしながら、このモデル、来年8月からのWRCへの参戦が決まっていますので、マシンの完成度によっては、我らがスバルの飛び道具(爆)「IMPREZA」の強力なライバルになる予感はしてます。不気味な存在である事には間違いないですね。スバルにはガッツリと頑張って頂かないと、イケてない事になってしまいます。つうか、早く次を(w)

・・・ところで、スズキの車ってドコにいったら試乗できますか? レクサスよりみつけるのが大変なんですが...orz

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