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rokkasho

昨年、やっと念願が叶って、ヒロシマの平和記念公園を見る事ができました。
日本が世界に対して強烈なインパクトを与える事が出来る世界遺産、原爆ドームには圧倒的な存在感を感じ、「その日」から燃え続けている原爆の火は、その日の惨状を今に伝える貴重な記憶のカケラです。被爆者の皆様の高齢化も進み、今年で平均年齢73.9歳になったそうで、貴重な記憶をどう受け継いで行くか、もはや一歩も待てない状況になりつつあります。本人が語る事が最良の答えなのでしょうが、記憶を残せる事と残せない事では結果は大きく違って来ます。日本国民の貴重な財産として、この記憶を正確に後世に伝える方法を早急に実施しなければならないと言っても言い過ぎではないでしょう。既に動いていらっしゃる方々も沢山いるかとは思いますが。

ただ、「ヒバク」という事だけに目を向けてみると、私たちの生活の中にも、深く静かに進行している問題があります。ヒロシマ、ナガサキと同列に書く事は「違っている」とは思いますが、現在進行形で、将来に向けて同様な結果をもたらす危険性があります。それは、青森県の六ヶ所村の使用済核燃料再処理施設の問題です。

説明する必要は無いかもしれませんが、使用済み核燃料の再処理を行い、高速増殖炉で使用するプルトニウムを取り出す施設です。 高速増殖炉は日本国内では、福井県の原型炉「もんじゅ」が有り、1995年12月8日のナトリウム漏れ事故以来、運転を停止しています。高速増殖炉の様々な問題点は、ネット上を検索すれば沢山出て来ますので、ここでは割愛します。

話を六ヶ所にもどしましょう。ここの使用済核燃料再処理施設では、2006年3月31日に実働試験を行ったそうですが、驚くべき事に、通常の原子炉から1年で放出される量の放射性物質をたった1日で放出してしまうという驚くべき現実が有るそうです。これらの放射性物質は大気と海に放出され、言うまでもなく海、陸の植物によって濃縮され、食物連鎖上の上位に位置する動物によって更に濃縮されます。この意味はすべて書く必要は無いでしょう。
また、ここで再処理して取り出されるプルトニウム239、241は、商用運転している高速増殖炉が無いために使い道がありません。プルトニウム239の最小臨界量は約500g。半減期は約2万4000年だそうです。誤解を恐れず書いてしまえば、現時点では核弾頭位にしか使い道がないと言う訳です。では、何の為に精錬してしているのか、大きな疑問が残りますね。

一つ言える事は「悩ましい問題」が、私たちの身の回りにこっそりと存在している事。ここは知っておく必要があると考えます。ただし、強烈なジレンマもあります。資本主義という大義名分の元に、化石燃料の消費量は増大の一途を辿り、現存する発電施設では原子力発電が最も高出力です。夢のクリーンエネルギーが使用できるまでには、その方法によって、様々な問題が山積です。故に原子力に頼らなくてはならない。この理屈の延長線上に、高速増殖炉と核燃料再処理施設が有る事も理解しておく必要もあるでしょう。

ここで、林檎ユーザーの皆様には、1本のソフトウェアをご紹介しておきましょう。六ヶ所村の核燃料再処理施設の危険性を訴えるアクション「STOP-ROKKASYO PROJECT」の、STUDIO-蔵さんからの参加作品「N.E.N.M(No Energy, No Music>」です。多くは語りません。皆様の持つ感性で感じてみてください。

「ヒバク」は決して、その日、その時にその場所に居合わせた方々だけの問題ではありません。こんな日だからこそ、私たちの未来もちょっとだけ考えてみませんか。

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