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レガシィ2006年モデル、試乗す!

本日、スバル レガシィ(SUBARU LEGACY)2006年モデル(D型)を見て来ました。今回、実車を見る事ができたのはツーリングワゴンGTでしたが、スタイリングの印象は、前回の記事と大きく変わる事は無かったですが、写真で見るよりは精悍な印象を受けました。フェンダーの凹面に合わせて、ヘッドランプユニットも凹面を受けていたり、六連星がリアガーニッシュと一体となっているなど、新しい発見と、随所にこだわりを感じるものでしたが・・・。詳しくは前回書いているので、敢えて書く必要はないでしょう。

インテリアに関しては、質感が今ひとつ。艶の有るシフト部の台座、SI-DRIVEのスイッチ、ドリンクホルダーの四つの丸を並べた所は「視覚的な先進感」を感じましたが、センターコンソールのプラスチックの見せ方が「生」の為に、質的な連続感が欠ける仕上がりです。Cタイプまで灰皿だった所の小さなフタを見ればご理解いただけると思います。そしてセンターコンソール部のマットな表面処理は、長い間使い込むと、指で触れる場所に艶がでてきてしまうでしょう。思い切って光沢処理にするか、ヘアーラインでも入れれば、また少し変わった印象になったのではと思います。また、ドリンクホルダーの青いイルミネーションは、コンソール側の赤に統一された照明群と比べても、明らかに浮いています。そもそも、ここにボッカリと大穴を開けたドリンクホルダーを標準でしつらえる必要があったのか? この部分から検討する必要があったのではと思います。標準では小物入れとし、オプションパーツとしてドリンクホルダーを用意する方が、ユーザー側の自由度は広がったことでしょう。

そして、最悪なのはメーター部。先代に比べ、更に混乱を極め、必要な情報とそうでない情報の整理が全くついていません。瞬間燃費を表示するエコゲージ、マルチインフォメーションディスプレィは、恐らく見る事はないでしょう。また、エレクトロルミセントメーターの赤丸が、マイナー前に比べると極めて見づらくなっており、オマケにステアリングの親指部に有るスイッチ類は、もう何がなんだか(/_-) 意気込みは感じられますが、操作系の完成度は下がってしまったと言わざるを得ません。ここを担当した富士重工のデザイナーは、「ユーザビリティ」という言葉を知らないのではないかと疑いたくなりました(^^;) 唯一、パドルシフトはしっかりとした剛性感があり、指の当たる部分にラバーを貼る念の入り様で、好感度は高かったです。また、パドルシフトをステアリングコラム側に固定したのも賢明な選択だと感じました。もし、パドルがステアリングと一緒に回っていたら「頭の体操」になる所でした(w)

さてと、いよいよ本題です。今回の最大の話題となっているSI-DRIVEですが、一言で言ってしまえば、良い意味で「割り切りの極地」です(笑) インテリジェントモード時は「ターボが壊れたか?!」と思うくらいに絞り込んでいます。アクセルを踏み込んでも、全くもって走りません(笑) おそらく、燃費向上の為にありとあらゆる事を詰め込んでいるのでしょう。化石燃料の貴重さを体感するにはもってこいのモードです。万年渋滞道路や、お買い物の時に使うモードですね。ただ、信号の右折待ちの時にすら感覚的に出遅れますので、慣れと注意が必要だと思います。スポーツモードは、今までのレガシィの雰囲気。これは違和感無しです。
そして、本命のスポーツ#モード。これは大爆笑です。本当に愉快痛快。営業さんの提案で、そのギャップを感じる為に、インテリジェントモードで、アクセルをある程度踏み込んだまま、スポーツ#モードに切り替えてみました。その瞬間に、尻を蹴飛ばされた様な加速に切り替わり、車の性格が豹変しました(w) ネジが二本位抜けてしまったのでは?!と思うくらいです(笑)。最大パワーではなく、こうしたフィーリングの変化を楽しむ所は、前回書かせて頂いた期待通りの仕上がりになっていました。これは、それぞれのモードの性格付けを明確に分けることを前提にしているので、各モードでのエンジン制御に自由度が広がり、思い切った事が出来たのでしょう。

加えて言えば、5ATのフィーリングも、先代より俊敏になっており、使いやすくなっています。そして、なんと言っても、先代に比べて良いのは「各モードでのマニュアルモードが使える」様になった事。ここはSI-DRIVEの隠れた功績ですね・・・って、使えない方が変だったのかも(笑)
GTのワゴンの乗り心地は、いままでより角が落ちた感じで、少しマイルドになっています。ただし、コシはしっかりしていましたので、乗りやすくなっているでしょう。走りのフィーリングは、スバルらしい「熟成が感じられる仕上がり」になっていると思えました(^_^)

今回のマイナーチェンジは、総じて言えば、出た所も有れば、引っ込んだ所もある感じです。全体的なバランスを見れば、及第点では有るものの、内外装の感性品質、特に内装ついては減点です。スバルのデザイナーは新規性ばかりを求めず、もっと人間を中心とした「使いやすさ」や、ユーザーの視点に立った「美観」を考えた方が良いでしょう。今回はレガシィという車の性格を訴求するには、些か稚拙な手法が多い印象です。トEタの瞬間芸じゃないんですから(苦笑)

さてさて、あとは3.0Rがどんな仕上がりになっているのか・・・。後で機会を作って是非試乗したいものです。

【2006年5月28日追記】
【スバル レガシィ 改良新型】サーキット試乗…エコモードの逆転
モノは言い様。それではエコモードの意味が無いんじゃ?という突っ込みは入れたくなりますが、確かにコレは言えます。2.0Rを試乗した時に思い出した「エンジンをパワーを使い切る楽しさ」を体験するにはもってこいのモードかもしれません。購入された方は試してみると違った発見があるかもしれませんね(^_^)b'

当Blogはスバル レガシィ オフィシャルブログに参加していますが、ここで「お題」が出てる事を発見しました。【第1回】あなたのレガシィライフを自慢してくださいだそうです。ウチのBLEで、参加してみようかどうか悩んでます。< もり下がるからやめとけっ!...(^^:)

【トラックバック先】
スバル レガシィ オフィシャルブログ様
レガシィもリニューアル(お庭でいっぷく様)
指先ひとつで、まったく違うレガシィに。(mi84taのブログ様)

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SUBARU BOXER6の憂鬱(5)〜回答

3.0Rのエアコンの異音問題に対する、富士重工の回答の概要を転載させていただく。

・原因
 アイドルの回転数がベルトの縦振動固有縦振動数に一致した場合、ベルトが共振、バタツキが発生。搭載されているベルトテンショショナーのトルク特性が設計公差上で低めの場合、ベルトのバタツキに耐えきれず異音の発生となる。
・対策
 6月中旬に対策部品の量産品を提供。サンプル品は5/24から1週間以内に提供可能。

以上の内容だった。しかしながら、この対策は回答書を見る限りでは「テンショナーの再張力アップ」としか読み取れない。つまり「具体的な対策内容」についての記載は無いのだ。共振が原因なら、その共振を抑える方法が、最も確実な方法だろう。テンショナーの張力アップが対策という事なら、その「共振の原因が把握されていない」ということになる。力技だ。

とは言うものの、ベルトテンショナー、ベルト、関連部品共にバンドー化学製のトータルソリューションを使用していると見える点、音源はデンソー製のコンプレッサーと言う事を考えると、取れる手段は少ないのだろう。また「たかが異音」で、この共振を抑える為の設計変更を行う事は、コスト的にも見合わないと判断し、最も手短かな方法を選択したのだろうとも予想できる。まあ、この選択に関しては理解できなくはない。されど、ユーザーとその車は「一期一会」である。こうした対応のマズさで、二度とスバルを選ばなくなるユーザーも居るだろう。富士重工にとって、たかが一台の車だろうが、その一台が所有するユーザーにとっての「メーカーの評価」に直結する事は明らかだ。

ディーラーのサービス課長と相談の結果、量産品の設計公差上限の部品を用意して頂く事になった。ただ、原因が原因だけに、完治するかどうかは怪しいものだ。治れば儲け物である。まだ、回答書の突っ込みどころや、後日談が有るが、現時点での公表は止めておこうと思う。

ただ、これだけは他のユーザーの為に書いておく必要が有りそうだ。トラブルの一連の経緯と、回答書からの推測の域を出ないが、このエアコンの異音問題は...

「3.0Rの2006年モデル(Dタイプ)でも発生する可能性がある」


という事だ。Aタイプ、Bタイプ、Cタイプも同様だ。現時点ではEZ30Rの持病と言ってもいいだろう。もしかしたら、経年変化でも発生するかもしれない。もし同様のトラブルが発生しているユーザーが居れば、6月中旬以降、ディーラーに相談してみる事をお勧めしておく。詳しい現象と、確認方法はSUBARU BOXER6の憂鬱(1)を参照願いたい。

今後、この記事が続くか続かないかは、富士重工の対応次第。富士重工のクラフトマンシップを信じたい。

つづく

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SUBARU BOXER6の憂鬱(4.1)

先日、約束通りに回答が戻りました。
詳しくは、週末にでも書かせて頂きます。

「それで治るなら、とうの昔に治ってていいんじゃない?」

まあ、こんな内容です。

(つづく)

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クライスラー300C SRT8

アメ車、いいですねぇ。
独特のキレ加減というか、大真面目な馬鹿っぽさと言うか(w) 非常に面白い存在だと思います。

6.1リッターの怪物セダン、クライスラー 300C SRT8登場

このスタイリング、私は結構好きだったりしています。直線番長的な「ワルさ加減」が実に良く表現されていますね。フロントフェイスは「どけどけーっ!」てな勢いを感じますし、後は「ヤラれた...orz」的な雰囲気。え?サイドビュー? ああ、前と後が無難に繋がってればいいんじゃない的なおおらかさ。この車は、「何人たりとも俺様の前を走らせねーぞ、ゴルァ」というコンセプトに基づいてデザインされてると見ました、恐らく絶対(爆) このフッキレ感は日本車では絶対出せませんね・・・みんな引くでしょう(w)

しかし、よーく見てみると、クラッシックな雰囲気の中にも、独特のラインや、先進感が実に絶妙なバランスで押し込められています。正統派のネオ・クラシックと言っても良いんじゃないでしょうか。この個性は強烈です。

そりゃ、確かに怪物ですよ、6.1リッター。日本のメーカーが、大真面目に同じコンセプトでエンジンを作ったら、一体どれくらいのパワーが出せるでしょうか?(^^;)
ちょっと、BMWを調べてみました。BMW760は・・・・・・・・・・・・
327kW〔445ps〕/6,000rpm
600Nm〔61.2kgm〕/3,950rpm
・・・・・・・・・・・・ってオイ! BMWの6リッターV12エンジンに負けてるぢゃん!!(笑) でも、お値段はクライスラー300C SRT8の方が格安!(注;ランニングコスト? そんなモノ知らんです)

それと・・・・なんで、アメリカ人はV8が好きなのか、未だに良くわかりません(w) あ、私は人の事は言えませんねぇ...orz

この車もデロデロ言うのでしょうか。個人的には激しくキボン(w)

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SUBARU BOXER6の憂鬱(4)

結局、SUBARU BOXER6の憂鬱(3)での、対策成果は70点。音のレベルは小さくなったものの、まだ許容できるレベルにはなっていません。しかも、音の発生は間欠的になり、さらに原因究明が難しくなったと言ってもいいでしょう。オートテンショナーを高張力版に換え、音源のエアコンのコンプレッサーを換え・・・それでも異音が完全に解消しないと言う事は、ドコをいじればいいのでしょうか?

お世話になっているディーラーに相談したところ、ほぼ万策尽きた感じだったので、5月11日に富士重工のスバルお客様センターに本件に関する改修方法の検討を依頼してから一週間。まったく動きがありません。まあ、ぎりぎりまで回答が来ないのは、今に始まった事では有りませんけど(苦) それでも回答を戻してくる様になったのは、いくらかマシになったと考えてしまうのは、私がスバル莫迦だからでしょう(苦笑)

しかし、今回のスバルお客様センターで対応してくれた方は、極めて高飛車でしたね。私自身は、他にも異音が発生している車の音を直接聞き、言いがかりでもなんでもなく「確かな情報」として、「他にも発生している車が有る」と話した所、こちらの言葉を遮る様に「他の車の話は脇に置いておいて、貴方の車の事だけでお話させてください」だそうです。事情を毎回始めから説明し、「通話の内容を録音している」という最も確実な記録も残ってる筈なのにこの対応。話を大きくしたくないのか、それとも情報がきちんと管理されていないのか?...orz

富士重工に、指定させて頂いた回答期限は「2006年モデル(Dタイプ)」の正式発表日。このトラブルがDタイプで改善されているなら、この日までに改修方法の提示が有ってもおかしくありません。スバル車初心者&一見さん的な物言いで、100歩譲ってますが(苦)

無ければ・・・まあ、これは無い時に書かせて頂きましょう(ーー;)

(つづく)

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レガシィ、マイナーチェンジ見ゆ

ネット上に流出している、スバル レガシィ(SUBARU LEGACY)の2006年モデル(D型)の写真を見ました。
手元にB4 Spec.B、ツーリングワゴンGT(と思われる)の写真が有るんですけど、ウチのBlogは、いろいろとアレがアレなんで掲載はしません(笑) 見たい人は頑張ってネット上で探してくださいな <嫌なヤツ

で、今回の年改では、フロントとリアの化粧直しが入っているので、そのあたり中心に、写真を見てバラしてしまいましょう(笑) さあ、みなさん、目をつぶって想像してみましょう...って文章が読めないって(^^;)

変更点(手元の写真からの私見)

フロントの変更点
・バンパー形状変更
 バンパー下部が、プジョーのフロントグリルの様な形状に変更、それを受けるかたちで、フォグランプが配置。アテンザの様な雰囲気を想像してみてください。
 Spec.Bは、異なるデザインになってます。フロントグリルの下の長さの延長線を上の長さとした台形のインテークが開き、そのラインを受けつつ、左右に現行の3.0Rの様なインテークを配しています。この左右のインテークの下には有機的なカーブを描くエアダムが一体形成されています。
・フロントグリル変更
 写真の正確なモデルが解りませんが、Spec.Bや3.0Rの様な大型のグリルに変更。現行では六連星を中心に、左右に分割されている翼のモチーフが、六連星の下で連結され、六連星を中心に翼が延びている様な印象になっています。六連星はグリルの外枠の傾斜に合わせて配置。(少し斜め上を向いている)
これが、次のアイデンティティになるのでしょうか? ちょっとキレが足りない感じがするのは、私だけ?
・ヘッドライトユニット変更
 ハイビームのレンズを丸形に変更。ターンランプ部のフェンダー側の形状は、インプレッサのヘッドライトユニットの形状を踏襲。少しだけツリ目に見えます。もしかしたら、目が少し青いかもしれません。これに合わせてフェンダーが変更され、ヘッドランプユニットの上端のプレスラインが、エッジから凹面になり、それがスッと消える様にショルダーラインに繋がっています。

リアの変更点(ワゴン、B4は不明)
・リアガーニッシュ追加
 現行のバックライトの位置より上に、クロームメッキ仕様のリアガーニッシュを装備。
・テールレンズ変更
 ストップランプ部に二本のクリアーのラインが入っています。レンズの上半分の見切りは、リアウインドウの窓下の斜めの部分のラインを受け、下半分は、バックライトのラインを受けています。中にどんな光源が入っているかは写真からは正確に確認できませんが、ターンランプではと思えます。

他、変更点
・アルミホイールのデザイン変更
 クリーンな印象のホイールから、やや重厚感のあるアグレッシブな雰囲気に。手元のターボモデルでは6本スポーク。Spec.Bは面で見せる10本スポーク。
・ドアミラー変更
 ドアミラー下部に搭載されていたサイドターンランプが、メルセデスの様にドアミラーの中心に移動。これはコストダウンでしょう、多分(w)
・排ガス規制が三ツ星
 やっとターボ車が三ツ星になりました(w)

まあ、ざっとこんな所ですね。
全体の印象は、クリーンでソリッド感のある面が特徴の現行モデルの角を若干落として、今風のキレを入れた様なテイストに仕上がっています。しかし、敢えて難を言えば、オリジナルデザインの良さを、十分に生かしきれていない雰囲気は有ります。これはデザインの手法として、引く事ではなく、足す事で新規性を出そうとした様に見えるからかもしれません。または、有機的な面、無機的な面が混在しているからかもしれません。善し悪しは、実車を見た時点での皆さんの判断にお任せします。ただし、パッと見た印象としては、決して悪い方向では無いだろうとだけは書かせて頂きます。
リアガーニッシュの復活は「メッキアレルギー」の方々からは、反感を食らう事は必至ですね(w) メッキと聞いた瞬間に拒絶反応を示す人は未だに沢山居ますので(爆笑)

しかしながら、ちょっとだけ残念に思えた事は、今までのビックマイナーのデザインでは、次のモデルの「先出し的な先進感」を感じ取る事ができたのですが、今回はそれは殆ど感じられません。6月に発売になる新型の軽四「ステラ」のポロリ画像を見ても同じ様な印象です。敢えて抑えているのか、それとも未だ迷走しているのか・・・・私は多くは書きませんけど(w)

あとは、中身がどうなるのかですが...SI-DRIVEを採用しているエンジンがどんなフィーリングになっているのか、とても楽しみな所です。

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ハルデックスAWD vs スバルAWD

数年前から、ボルボ(VOLVO)のAWDに使用されている「ハルデックスAWD(HaldexAWD)」。世に言うスタンバイ型4WDの多くの駆動システムが、オイルの粘性を使ったビスカスカップリング(以下、VCU)を使用し、後輪を駆動する消極性を嫌い、もっと積極的に電子制御で行おうと言うシステムの様です。スウェーデンのハルデックス社とボルボが共同開発し、最近ではフォルクスワーゲン(VW)、アウディ(Audi)の一部の車種に採用されている様です。このGW中に、このハルデックスAWDと、スバルAWDのガチンコ対決(爆)が公開されているサイトに出会いました。

対決に使われている、スバル車は三代目(BH)のOUTBACKのであることから、実験した日付は不明、且つサイト自体の趣旨もボルボのバッシングなので、信憑性については些か「むむう」な所も有りますが、ここで公開されているQuickTimeの映像は衝撃的です。結果はリンク先のページでご確認ください。こちらです。

ハルデックスAWDの構造を調べてみると、スバルのMPT(マルチプレートトランスファー)に非常に良く似ていますが、制御が違うとここまで違うものかと驚かされました。もともと、MPTはレオーネ4WDのAT車のFF、4WDをボタン一つで切り替える為に開発され、多板油圧クラッチを制御する事で、4WD時のタイトコーナーブレーキング現象を緩和する効果を得たものが、今日に至っています。セレクティブ4WDの時代に、後輪の駆動が切れるセンターデフを作ったとも言えますね。これが現在のアクティブトルクスプリットAWD、VTD-AWDと進化して来た訳です。

で、このハルデックスAWDはFFが基本。前輪が滑った時に後輪がONになるという、完全に後輪駆動の「有り/無し」をコントロールする様です。言うなれば、私の様なヘタクソドライバーが、オーバースピードでカーブに突っ込んで、ビックリアンダーステアが出てから「後押してくれる」ということになりそう・・・。これでは壁と仲良しになる危険性大ですね(ーー;) 私がちょっと気になっていた、フォルクスワーゲンゴルフR32の4モーション(4MOTION)が、このハルデックスを搭載しているとの事で、些かゾッとしました。実際には、今回、ご紹介した実験以降、数年が経過しているとも思えますので、現在でもこの状態だとは考えられませんが・・・。

昨今、AWDや4WDは、様々なシステムが提案されてますが、単純に4本のタイヤが回れば良いってもんじゃなくて、実際にどう回るのか、使い方を考えて見極めないと、残念な事になりそうです。

【関連記事】
スバルシンメトリカルAWD vs. その他AWD

【記事追記】
第4世代、第5世代のハルデックスカップリングの実力に関してはこちら。
ハルデックスカップリング、何か有ったの?

SUBARU BOXER6の憂鬱(3)

我が家では、殆ど週末にしか車を使わないので、再発までの一週間での走行距離は、おおよそ20キロ。私も自分の耳が信じられなくなっていたので、近くの友人の家まで確認に出かけた。この友人の車は3台のうちの1台で、納車後に同様のトラブルが発生し、対策品のテンショナーに交換して、唯一、症状が改善された車だ。

友人の車の音とプーリーの回転状態と比較をする。音は聞き慣れていないと解らないレベル。普通のユーザーなら殆ど気がつかないだろう。私の車の異音を聞いた友人曰く、「これは、音が大きすぎる」と。プーリーは奇麗に回っていた。その場でディーラーに現象が再発した事を伝える。とにかく対策を検討して頂く様にお願いし、電話を切った。

翌週末にディーラーから電話が入る。富士重工と打ち合わせ、ベルトテンショナーの設計公差内で張力の強いものを入手。それと合わせて、音源になっているエアコンのコンプレッサーの交換をしてみようという事になった。もう、こうなると私の車は富士重工の実験車である(w) ディーラーはこうした対処方法に対して、申し訳ないと謝ってくれたが、私は治れば文句は無いし、また、もし他に困っているユーザーが居るなら、こうした人柱も悪くない。少なくとも、もう一台の友人の車を治す手助けにはなるだろう。彼には後で飯でもおごってもらおう(爆)

そして、先週の金曜日、テンショナーとコンプレッサの交換が終わり、車が納車された。ディーラーでの確認の報告では「揚げ足を取る様な感覚で聞いても、異音は出ていない」と言うものだった。部品を交換する度に治っていたことを確認しているので、ディーラーの報告は信用している。ディーラーの話では「富士重工では、既に問題は認識しており、現在調査中」と聞いている。しかし、極めて残念な事に「調査はいつ終わるか解らない。従って対策も現時点では無し」との事だ。ちなみに、このベルトテンショナーは異音の対策の為に、私の車を含む3台で、述べ7個(6個?)を消費している。この事は一体何を意味するものなのか・・・?
もう、これ以上は書く必要は無いだろう・・・つうか、むしろ書き過ぎてる位だ(苦笑)

土曜、日曜と合わせて100キロ弱を走行し、この連休中も走行距離をもう少しのばそうと考えている。現時点でも、ある方向性は見えて来ている感触があるが、この段階で公表するのは早計だろう。

さて、納車当初からの不良が治るのが先か、一度目の車検が先か? 全くもって信じ難い様相を呈して来た本件だが、富士重工の手際の悪さは、時代や車が変わっても相変わらずだ...やれやれ。

そして、ガタガタ言いながらも、それに付き合ってる私も相変わらずだ...orz

(つづく)

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