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長過ぎた裁判

今週の代表的なニュースと言えば、ライブドアの粉飾決済疑惑で市場が大混乱、関西淡路大震災から11年、宮崎勤死刑確定でしょうか。ライブドアのおかげで、株価がみーんなどかーんと下がった時に「買いだー!」と我が家で騒いでみたものの、旦那の稼ぎが悪く「資金」が無い事は明らかで...orz

17年前と言えば、多分、「私が幼稚園を卒園した頃」でしょうか? 宮崎勤の連続幼女殺人事件の異常さに、当時の報道がてんやわんやになっていたのを記憶しています。彼のお陰と言ってはなんですが、「おたく」=「異常」という図式が形作られ、世の中の「同志諸兄」の暗黒の時代が続いた訳ですが、いや、これは脇に置いておいて・・・。今回の最高裁上告棄却、死刑確定という事で、個人的にとても考えさせられた事があります。 報道でも宮崎の「責任能力の有無」に関する考察が多く語られていましたが、はたして本当に責任能力が有ったのでしょうか。

私自身は必罰主義なので、殺人犯は「死刑!(C)某少年警察官」、刑法199条に異論無しです。(ついでに死刑で良しと思ってるのは政治家や国家公務員の国民に対する背任行為ですが) しかしながら、最後の臨床心理士による精神鑑定の報道をそのまま鵜呑みにするなら、宮崎の言っている事は、どうもこの年代の成人とは思えない論理展開です。幼稚な印象をすら受けました。これは、17年の長い勾留生活が影響したものなのか、それとも事件当時からこの様な状態だったのか、この部分は明らかになっていません。もし、事件当時からこのような状態だったと考えるなら、自分の行為そのものを理解していなかったのではとも思えます。宮崎勤でググッてみると、この部分を更に踏み込んで「冤罪」という説も有る様です。

一部の報道にもありましたが、彼の数千本にも及ぶビデオライブラリーの中で、性に関する表現が有ったものは数本に過ぎなかったということと、精神的もしくは性的に未発達の人間が、この様な行為によって性的快感を感じる事ができるのか? ここは大きな疑問です。まあ、冷静に考えてみると「成人であっても異常」な訳ですが・・・ここには、何か釈然としないものを感じます。私はこの事件を通して、精神を探る心理学と、人を裁く為の法の限界を見た気がしました。その妥協点が、この「上告棄却、死刑確定」だったのでは・・・と。心理学はとうの昔にサジを投げており、司法は彼が世論に与えた影響を鑑みて「死刑」にする為の「理由とタイミング」を探していた。そんな印象すら感じます。

時々、耳にする事が有りますが、日本の刑法は「犯罪者には甘く、被害者には冷たい」様です。大切な子供を奪われ、被告の刑が17年も確定しない。そしてそれに対する宮崎被告(死刑囚)の17年とは、一体どんな17年だったのでしょうか。一つだけ確実に言えるとすれば、とにかく長過ぎました。そして、私はどうしても連想してしまう、かの「松本智津夫被告」の判決はいつになるのでしょうか。この「長過ぎる裁判」が、様々な所に変化をもたらす事は想像に難しくないです。

そして近い将来、「裁判員制度」が始まったその日、我々国民は何を見ることになるのでしょうか。

【トラックバック先】
<動物裁判>としての宮崎勤死刑判決精神鑑定批判【松尾光太郎 de 海馬之玄関BLOG様】
精神の子殺しと親殺し【らんきーブログ様】

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font size=3 平成18年1月17日、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤被告に最高裁は死刑を言い渡した。88年−89年、昭和と平成を跨いで4人の幼女の命が奪われた刑事裁判が18年目にしてようやく終結したわけである。 私はこの最高裁判決を読んで当然の判決だと思った。しかし、この当然の判決が出るのに容疑者逮捕からでも16年半の歳月が必要だったのか;それは遅すぎる法の権威の回復ではないのかとも思う。そして、精神科医や犯罪事件に詳しいジャーナリストの何人かがこの判決の精..... [続きを読む]

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» 精神の子殺しと親殺し [らんきーブログ]
今回の三点セット問題の陰でちょっとばかり影が薄かった宮崎勤の最高裁での死刑判決。 約17年。長い・・・。長すぎる。無駄に長い。 もっと短く出来ただろうに。長いだけで今後に役立つような成果もない。 その時生まれてもいなかった子ども達がまた同じような事件で何人犠牲になった事か。 そんな長い時間かけて行なわれた裁判で結局何がわかったのか?そしてあの事件の後で何か変わったのか?幼児殺害事件のはじまりとでもいうようなあのショッキングな事件。 この頃でも幼児や子どもを狙った事件は後を絶たない。変な人種... [続きを読む]

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