« ・・・やっちまった(RALLY JAPAN) | トップページ | トヨタ&富士重工提携(後編) »

トヨタ&富士重工提携(前編)

自称「日本で最もスバルを生暖かく見守るスバリスト」の私が来ましたよ...orz

富士重工が新聞のトップを飾るなんてことは、多分、ここ数年無かった事だろう。それほど、衝撃的なニュースだったようだ。理由は「世界のトヨタ」が、一般的に言う所の弱小メーカー「富士重工」と提携した理由が、今ひとつ明確になっていない所。まあ、結果だけを見ると、業績不振のGMが、役立たずの富士重工との約束を突然破って株を売却、富士重工は、禿鷹ファンドに食い荒らされる前にトヨタに泣きついた。トヨタは北米でのGMとの摩擦を回避する為に、富士重工の株式を買い取る事で、GMに「所場代」を払うというのが、一般的な見解の様だ。
しかしながら。当の富士重工は、トヨタが買い取る予定の株式の残り分の買い付けに失敗するなど、出足は相変わらず遅い。何をやってるのだろうか? 11日に再度挑戦する様だが、どれくらいの買い付けが出来るか見物ではある。今度は真面目にやれよ、金無いんだからさ(苦笑)

過去に業績不振の富士重工を救ってくれた日産は、駄目な富士重工の経営に必要以上に口を出し、富士重工の頭を押さえつけた。そして日産は、自身の業績不振で株式を売却。そして身請け先のGMは放任主義、というか提携の効果は全くと言って良いほど出なかった。目に見える所では、国内でのオペル・ザフィーラのOEMの販売、サーブとの連携による9-2x、B9トライベッカベースのSUV開発程度。これでは、GMから見限られても仕方が無い。反面、スバルに残ったものは、サーブとの関係による製造技術程度だ。25人抜きの大抜擢と言われた富士重工の竹中社長の手腕は、GMとのシナジー効果を十分発揮させる事ができなかったことを考えると、かなり疑わしいと考えている。そして、国内の業績の低迷の引き金になっている原因が、非常にバカバカしい所にある為に、私の個人的意見としては、社長を始めとした役員の退陣要求が出ないこと自体、不思議な位だ。もし、今回、トヨタが助けてくれなかったら・・・極めて危険な橋を渡っていたことだけは感じ取れる。・・・むむ? すると竹中社長は救世主?

しかしながら、結果を冷静に見てみると、トヨタの予定している富士重工の株式保有率は8.7%と、GMの所有する約20%(18.7%?)という比率に対して、半分以下であること。そして、トヨタは富士重工に対して、当面の間、これ以上の増資は行わない意向であること。今までのパートナーと比較して、とても不思議な距離感がある。トヨタ=ダイハツとの関係とは明らかに違う。調べてみるとダイハツのトヨタの資本比率は51.2%だそうなので、違って当然かもしれないが。突き放す気になればいつでも突き放す事ができ、それでいて、それなりに影響力を持ち、舵取りは富士重工に任せる様な関係・・・ここには、何かが有りそうだ。・・・見方を変えると、極めて対等に近い関係ではないか。そして、先日(10月7日)のこの記事・・・

富士重、トヨタからハイブリッド部品調達 技術者は交流

・・・こうなると、スバル莫迦の妄想が暴走を始める(爆)
(つづく)

|

« ・・・やっちまった(RALLY JAPAN) | トップページ | トヨタ&富士重工提携(後編) »

」カテゴリの記事

コメント

先日発表されたTPHをトヨタ系部品メーカーで作る、ということですかね。
確かに、トヨタ系なら信頼性には問題なさそうです。

GMグループはメーカー同士の関係が希薄なんですかね。いすゞ、スズキもGM系ですが、あまり協力関係が見えないような・・・
GMが見限ったと言うより、そもそも何もしてなかった、と言う気がしてます。

竹中社長、25人抜きという話は聞いたことがあります。
ということは、周りの重役達は全員大先輩ということになり・・・なかなか独自色は出しにくいですよね。。

後編、期待してます(笑

投稿: 160SX | 2005/10/08 22:58

TPHは当然の事ながら、投入時期の見直しが入るのでは無いかと読んでいます。良い時間稼ぎになって更に洗練されるか、それとも完全に凍結となるのかは、今後のトヨタ傘下における、スバルのポジションによっても変わって来るでしょうね。

GMグループは、確かに協力関係が希薄に見えますが、他では色々と進んでいる様ですね。ただ、スバルはその技術と方向性の特異性故に、潮流に上手く乗る事ができなかったと見えます。

今回のGMの株売却が、なぜ「いすゞ」「スズキ」では無かったのか、「サーブ」では無かったのかと考えると興味深い一面が見えて来ます。ここには、今回の一件でのトヨタの関与が見え隠れしています。GMとトヨタの「スバルに対する価値判断」が、全く逆の方向で一致したのではないかと見えます。

そして、現行レガシィでのトヨタ系列からの部品調達、並びにG-BOOKへの参加、最近ではハイブリッド車でのトヨタとの提携・・・今にして思えば、GM系にして、こうした不思議なねじれ現象は見えていた訳です。まあ、部品調達に関しては、グループや国は関係なくなって来ていると言うのが、最近のこの業界の潮流の様ですけれど。

今回の話で煽りを食ったのは、恐らくサーブとスズキ。そして、次に戦々恐々としているのは多分スズキです。仮にGMがスズキの株を売却した時に、拾ってくれるメーカーが果たしてあるか? 日産はどうか?・・・実に興味深い所です。

投稿: Algernon | 2005/10/09 08:30

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32843/6310392

この記事へのトラックバック一覧です: トヨタ&富士重工提携(前編):

« ・・・やっちまった(RALLY JAPAN) | トップページ | トヨタ&富士重工提携(後編) »