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Amazonの無責任な在庫管理

 最近、CDや本の購入のほとんどは、一般の店ではなくAmazonを使用している。理由は、足を運ぶ手間が無い事、店舗に行って探す手間が無い事、そして店舗に無くて肩を落として帰ってくる事がない事(笑) 欲しいと思った商品がほぼ確実に検索にひっかかり、そして購入できるという点で、こんな素晴らしい本屋、CD屋は無いと考えている。しかしながら、以前から疑問を持っている事がある、というか、唯一、店としての根本的な所で欠陥がある。それはこの店の在庫管理だ。

 初めてこの件を体験したのは、とある限定品の購入の時だった。私の出足の遅さから、あちこちの店での予約注文は終了、そしてネット上の他のショップでも既に完売、まあ、駄目で元々でAmazonで再度検索してみた。そうしたら、なんとまだ在庫残っているではないか! しかも24時間以内に発送! 速攻で1クリックで注文し、90分後、注文確定。これで「この勝負、もらった!」と思った。っと、ここまでは良かった。ところが、その後、予約した商品の発送時期が日々延期され、最終的には一方的な契約解除の通達をもらった、民法上での売買契約の定義では、その商品を買いたいという人と売りたいという人の相互の意思の合致により、売買契約が成り立つ。そして、この時点で、売り手側が一方的にこの契約を解除する事はできない。言わば、売り手は死ぬ気で納品しなければならない義務が発生する訳だ。この件においてのAmazonの一方的な契約解除は、極めて違法性が高いという事になる。ただし、こちらには何ら金銭的損失は出ていないので、損害賠償の請求は出来ないが・・・。ここで、Amazonの在庫管理についての「緩さ」を初めて経験した。

 そして、ここの所、2回連続で同じ様な事に遭遇している。まずは、子供のクリスマスプレゼントが24時間以内に発送とあった事で、これなら大丈夫と思い、ワンクリックで購入、注文確定後、発送可能時期が4日後というのを見て愕然としたというもの。最初の事件の様な事になれば、子供の所にサンタクロースが来ない事にもなりかねない。これは極めて危機的な状況である為、速攻で苦情のメールを突っ込んだ。そして、先日も同じ様に24時間以内に発送とある製品を注文した所、実際の発送可能時期は4日後というお粗末な状況になっている。これはどうした事か。

 買い手の心理としては、その製品の価格と納期については大きな関心であり、また、購入の動機の重要な視点である事は言うまでもない。しかしながら、サイト上での24時間以内の発送という表記に対して、注文確定後の発送時期の遅れの連絡は、言わば後出しジャンケン、言い換えれれば不当表示である、金品の交換は発生していないので詐欺行為とは言えないが、アダルトサイトの騙しリンクの様な商売のあざとさを感じ、始めの事件の事もあって激しい怒りを覚えた。で、本件についての意見を求めても、まあ、自分たちがいい加減な在庫管理をしているということを裏付ける回答しか戻ってこない。馬鹿にするのもいい加減にせよという所だ。

 幸いにして、クリスマスプレゼントに関しては、遅延を見込んだ早めの発注だったためにサンタクロースとしての面目を潰されずに済んだが、教訓として、「Amazonの通常24時間以内に発送は信じるな」という事を、嫌というほど思い知らされている。

 そして、こんなことでやきもきしている今日、本屋の倒産が多くなって来ているというニュースを読んだ。ネット上の書店を利用する人が増加していると言う事と、Book off等のセカンドマーケットの広がりが影響していると分析されていた。どうりで私が欲しい本を揃えている店が少なくなって来ている筈だ・・・と、お前が妙な物ばかり探しているからだと突っ込まれそうでは有るが、個人的な感覚として、確かに品揃え自体の変化が出て来ているという雰囲気は、僅かながら感じていただけに、なるほどと思えるニュースだった。街の本屋では、より確実に回転の速い商品を陳列しているという雰囲気が色濃く出て来ているように思えていたのは、私の単なる錯覚ではなかった様だ。

追記:だからといって「嘘の表示」で客を騙していることには違いないんだよ。Amazonよ。
注文「1秒に32件」 米アマゾン、歳末商戦は過去最高(朝日新聞配信)

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ファンが「ハウル」に不満を持つ理由

 やっぱり出ました。正に予想通りのニュース。

盛り上がりに欠ける「ハウル」(夕刊フジ発 Yhaoo!配信)

 ただ、ここに掲載されてる映画評論家の白井佳夫氏の評論は、どこかピントが来ていない。前作、前々作の好評で、宮崎ブランドが完全に確立され、受け手側の宮崎作品に対しての期待とか、ファン自身が自己の中で組み立てる印象と言ったものが一人歩きしているのがもう一つの側面である事を見逃している。こうじゃなきゃいけない・・・そういうファン心理だ。
 ただ、エンターテインメントとして、こうしたファンの期待を裏切ってはいけないという視点もある。まあ、ゲスな言い方をしてしまえば、ファンサービス、または媚びをうるといった側面だ。前回の感想にも書かせてもらったが、その点から言えば、この作品は失敗作であるとも言える。
 視点として重要な部分は、宮崎監督自身が飽和点に達したのではない、受け手側が、宮崎監督に対して「重すぎる荷物を背負わせすぎた」のだ。宮崎作品を「絶対外れないディズニー映画」と同一視してはいけない。要はその点を、勘違いしている(してしまった?)ファンが多過ぎたという事だろう。日本テレビ、博報堂を始めとした、宮崎監督作品で飯を食おうとしている多くの人達の思惑が「作品自体が本来持っている器」以上の期待を煽っていたという事実も忘れてはならない。

 作りの不親切さは確かにある。ただ、この作品の本来のテーマは、表面的に現れている物だけではない。「紅の豚」を見て何を感じたか。男女差や年齢によって、この作品に対する感想が大きく異なるのと同じことだ。

 ただ、もっと深刻な事がある。巨匠と奉られてしまった監督の引きどころ、そして、その後継者の問題だ。ここは、日本の映画界としては、危機的状況であるとも言える。ある意味、世の中にアニメーション映画を芸術の域まで認知させてくれた宮崎監督の後をだれが引っ張って行くのか。今の所、宮崎監督を越える逸材は・・・好きな映画を作っている(爆笑) 後継ぎ最有力候補の近藤喜文監督が亡くなられた事が、本当の意味で悔やまれる所だ。

追記:私がこの映画を見た感想は以下の記事をご覧下さい。
過去の記事:「ハウルの動く城」を見て来ました

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シティコミューターとしてのSUBARU R1

SUBARU R1

 12月24日に発表なんて、スバルにしてはなかなか粋な所を狙ったと思う(笑) まあ、こういう所に変な気が回るというところは、販売推進部門の文系のスタッフが力を付けてるんじゃないかと勘ぐれる(笑) でも、スバルの車の事はサッパリ解ってないような感じはしなくもないが・・・まあ、このあたりは、散々苦言を書いているので割愛しよう。
 
 今回のこの車のイメージ作りは、前回のR2の時と比べて、よく考えられていると感じた。R2の時は女性をターゲットにしたイメージ作りだったが、今回はマスコットとしてのてんとう虫、そしてシティコミューターとしてのイメージ作りを上手く演出していると感じている。街中でもっとも扱い易い車は、なんと言ってもやはり軽自動車であり、その価値を改めて市場に問うたスバルの回答がこのR1。なかなかイカしているじゃないか。スバル360とイメージを重ねている所なんかに、粋だ!なんていう印象を持ってしまうのは、私がスバル莫迦だからだろう(爆笑)

 スタイリングはR2と比較して、とてもよくまとまっている。流行のワンモーションデザインであるが、独特の丸みをもたせた全体の流れがとても美しい。また、サイドターンレンズから後ろに真っすぐに伸びるキャラクターラインが、全体の丸みを上手く引き締める良い効果を出していると感じる。ただ、個人的にはR1eのようなプレスラインによる処理を期待していただけに、ちょっと残念である。加えて、私が散々罵倒してきた新しいスバルの顔を踏襲したフロントフェイスも、R1eのものをリファインして持って来ている点で、落ち着きとまとまり感が増して来た。ヘッドライトもキレのある専用デザインのものに変更されており、R2とは印象もかなり違って見える。同じ部品を使ってくるだろうと思っていたので、正直ちょっと驚かされた。R2の3ドアモデルという印象は欲目を含めて(笑)かなり薄めである。

 内装については、造形自体はR2の基本的には変更はないが、印象がかなり変わっている。R2のそれは、もともとフランス車の様なしゃなりとしたシンプルなデザインで悪くないとは思っていたが、今回の配色の変更でデザインにキレが出て来た。色の見せるマジック。実に当たり前のことなのだが面白い。「プレミアム」と自称する質感については実車を見てみないと何とも言えないが、アルカンターラとエレクトロルミネッセントメーターの採用だけで、そう自称していることになっていない事を期待したい。
 全体的なまとまりは、シティコミューターとして特化した車の代表とも言えるSmartに通じるものを感じた。また、そうした主張が解り易いデザインに仕上がっていると感じる。やれば出来るじゃないか(爆笑)

 エンジンは、AVCS搭載のNA。ここに関しては試乗してみない事にはなんとも言えないが、乗り易さをターゲットにしたエンジンに期待したい所である。そして、敢えてスーパーチャージャーを搭載していない所には、今後展開に何か意味が有りそうだ。また、最近のスバル車なら必ずカラーラインナップに設定されているブルー系が設定されていない点も見逃せない点だろう。ここにも何か有りそうだ(笑)

追記:「現代版てんとう虫」として50代以上の世代にも売り込む方針? おいおい、スバルのデザインとマーケティングは、根本的な所でどこかヤッパリズレてるよ(/_;) つうか、小生の過大評価? 今後の展開の所は少し撤回(苦)

追記2:先日、やっと実物を見る機会を得た。内装も、きちんと高品質にまとめ上げられており、好感度大。全体的なデザインの完成度もかなり高い。そして、なんと言っても驚かされたのが、リアハッチの造形である。ゲートとリアスポイラーが完全に一体化している部分など、かなりのコダワリを感じさせられた。FRP製との事だ。これなら360を知らない世代でも、十分に受け入れられる様に思える。むしろ高齢の人には向かなそうだが(2/18追記)

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Mission complete.

 本日0030、カミさんと二人で作戦行動を完了した。
 もう、サンタクロースの正体を隠し通す事は限界に来ている様だ。と、いうか、既に子供達は少なからずとも気がついているとは思う。多分、サンタクロースとしてプレゼントを送る事が出来るのは、今年が最後だろう。そう思うと、大きくなったなぁと思う反面、ふと寂しくなった。
 あと何年、この子供達と一緒に暮らせるのだろうか・・・そんな事を考えてしまった2004年のクリスマスイブだった。

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これは天文学的高確率?・・・小惑星衝突か?

 世間様でも我が家でもクリスマスイブで、キリスト教信者でもないのに、ほんのりと優しい気分に浸っている今夜、かなり驚くべきニュースを目にした。 それもあっさりと。

25年後に小惑星が衝突? 確率300分の1、NASA

 asahiニュースサイトの記事なので、消えてしまう時の事を考えて記事を要約すると、NASAの小惑星観測チームが今年発見した、小惑星2004MN4(400m級)が、2029年4月13日に地球に衝突する確立が300分の1というものだ。小惑星はその質量故に各惑星間の引力が軌道に影響をあたえるため、正確な軌道計算が終わるまで、はっきりした事はいえないらしいので、さらっと書かれているが、この300分の1という確率は、天文学的にみるとかなりの高確率であると思える。
 ざっくりと調べてみた所、数百メートル級の隕石の衝突の場合、隕石そのものの組成やら、衝突の速度、角度にもよるとは思うが、被害は直径数キロのクレーターを生成する程の破壊力を有するとの事。まあ、海に落ちてもかなり大きな被害が出るだろうと素人でも予測できる。衝突エネルギーは広島型の原子爆弾の10万倍の1600メガトン。想像を絶する破壊力と表現してもいいだろう。まあ、ここいらは「ディープインパクト」や「アルマゲドン」、古くは「メテオ」などと言う映画でも上手く表現されているので、多くを語る必要はないだろう。

 はたして、今から約24年後、歴史的瞬間の傍観者となれるか、または被害者となるのか、それともなんにも起こらないか(笑)、まさに「天のみぞ知る」という所か。

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シリーズ最悪のBlitzen(ブリッツエン)

 好きだから敢えて苦言を書かせてもらおう。

 先日、スバルレガシィの限定車「LEGACY B4 Blitzen 2005 MODEL」が発表された。私は先代から企画された「Blitzen」の初代のモデルがとても好きで、金もないのにローンの計算もした記憶がある。独特の雰囲気を持つ、良い意味で「伊達」なデザインだった。

 しかし、この2005年モデルは一体なんだ? 車好きならすぐにお気づきになると思うが、フロントのグリルと専用バンパー、そして7本スポークのホイールはまさにAudiそのもの。富士重工と欧州のデザイン会社(今回はポルシェデザインとは書かれていない)がデザインを手がけたようだが、こうしたあからさまに「借りて来た様なアイコン」を使用すること自体、言語道断である。こうした些細な事が、オリジナルのデザインに泥を塗るだけでなく、上昇し始めているメーカーのブランドイメージにキズを付けるという事が解らないのだろうか。シリーズの最低且つ最悪のデザインだ。ここにはもうデザインコンセプトは存在しない。単なる猿真似以下のデザインだ。

 私の記憶が確かなら、前回までSTiの主導の企画であったBlitzenが、伊勢崎のスバルカスタマイズ工房のプロダクトとして発売される、いわば伊勢崎としての初めての大きな勝負だという事は評価できるが、敢えて言わせてもらおう「出直してこい」と。加えて、少なからずともこの車に関わっているはずの富士重工の商品企画部門とデザイン部門には「あなた方の判断は間違っている」と。

LEGACY B4 Blitzen 2005 MODEL

 もう、笑って済ませられるレベルではない。一人のスバリストとして怒りすら感じる。

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サンタクロース同志諸君! 注意せよ!

サンタクロース同志諸君! まずは下のサイトを熟読してくれたまえ。

NORAD Tracks Santa Website

 NORADが我々が24日に使用する予定のトナカイの赤鼻から出る赤外線を静止衛星から検知し、我々の居場所を突き止めようと画策している様だ。赤い鼻のトナカイの使用には十分な注意が必要だ。
 子供が目を覚まさないかどうか注意するだけでは済まされない。お互い、細心の注意を払い、24日の任務を遂行しよう。同志諸君の武運長久を祈る!

(え? 50回目? ってーことは、既に一度位は見つかってしまっているかも?!)

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LEGACY 3.0R Spec.Bに乗ってみた

 今日、ちょっと買い物に出かけた時に、近くのスバルの営業所の前を通りがかったら、視界の端に見慣れぬホイールを履くLEGACYが入った。慌てて横を見ると(危ないって!)、かねてから試乗車を探していた3.0R Spec.Bではないか! 慌てて引き返して、お店に入り「3.0Rのオーナーで、冷やかしにしかならないんだけど、是非、試乗させて頂けませんか?」と、申し入れてみた。まあ、断るディーラーは殆ど無いので、すんなりと「いいですよー」という事になり、やっと試乗する事ができた。 

 知らない人の為に説明しておくと、私の所有するLEGACY 3.0Rは水平対向6気筒3000ccの5AT仕様。Spec.Bは欧州でのMT需要の多さに応えて、欧州市場でのスバル車のフラッグシップとして発売された同エンジン搭載の6MT仕様の国内向けモデルである。国内では車の9割以上がATである昨今、ましてや3000ccに六速のミッションを搭載するなど、この時代、正気の沙汰ではないといっても過言ではないのだが、スバルは正気だったという本当に希有なモデルである。また、個人的にはスバルの6気筒モデルをマニュアルで操る事は、言わば十ウン年越しの夢であった為に、単なる比較試乗以上の意味が有った(笑)

 まあ、そんな所もあって、いよいよ試乗と相成ったわけだが、一年ぶりのMTとなる私としてみれば、ちょいと発進に不安があった(笑) で、また、この車の特性なのか、クラッチのつながりのインフォメーションが伝わってこなくて、半クラが全く解らない(笑) まあ、なんとかエンストという醜態をさらす事無く発進できた。その後、営業氏にちょっと広めの道まで案内され、ペタンとアクセルを踏み込んだら、自分の後頭部が見えた(爆笑) 愛車と同じエンジンを搭載しながらも、これほどまでに性格が異なるとは、まったくもって予想もしなかった事だ。レッドゾーンまで一気に回りきるエンジンは、愛車それとは全く別のものだった。いや、同じである事には違いないのだが。そして、この瞬間、十ウン年越しのヲタクの夢が叶った(※田口トモロヲ風に読む事) やはり、MTの醍醐味はこういう所にあるわけだ。いままで、ジェントルだが、踏み込むと性格の変わるエンジンだと思っていたEZ30Rは、実はもっと荒々しいエンジンだったという訳である。反面、AT仕様はこの荒々しいエンジンを実に繊細なチューニングで絶妙になだめている事に気づくことが出来た。3.0Rのそれはクルーザーであり、3.0R Spec.Bはスポーツセダンのそれである。このあたりの性格付けがきちんと出来ている点には、本当に驚かされた。「スバルもやっとここまで来たか、おぢさんは嬉しいよ(/_;)」という感じである。荒々しいエンジンをMTでそのまま乗るのか、ATでジェントルに乗るのか、ここは大変悩める所だろう。特に私の様なスバル馬鹿は、ガッチッリと悩む結果になる事に間違いないと言い切れる。

 あまりに浮かれすぎて、危うく買い物を忘れる所だった事はヒミツである。<馬鹿者

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電車男・・・人のつながりの一つの潮流

 遅ればせながら、巷で話題になっている「電車男」を読んでみた。高校時代からの極めて親しい友人からの勧めだ。この物語は、実際には書籍でも購入する事ができるが、Webサイト上でも無料で読む事ができるので、お好きなスタイルを選んで読んでみるといいかもしれない。URLは既に出版物が出ている関係上、敢えて記載しない。

 ストーリーの方は有名なので割愛するが、読んでみた感想としては、ラブストーリーで感動したというより、このあまりに不器用な電車男と、2ちゃんねるの関連のスレッドに参加していたメンバーのやりとりの部分にいたく感動したという所だろう。表に見える普通のラブストーリーという部分でなく、電車男自身が自分の弱みを公の場で公開し、それを読んだ「スレの住人」が、自分の事の様に議論し、慌てふためき、または時には煽ったり、中傷したりしながら成功まで導いていったか・・・有名な「めしどこか、たのむ」、この部分に全てが凝縮されている。まるで顔の見えないコミュニティの中でも、こうした事があり得るという点で、ある種の奇跡を感じたと言ってもいいだろう。電車男と相手のエルメス女子の成功に涙したというより、こうしたコミュニティの力に涙したといった方がいいかもしれない。ともすれば、便所の落書きとまで揶揄される2ちゃんねるであるが、やはり人の集まる所にはいろいろなドラマ生まれる、そうしたネット社会の奥深さを感じざるを得ない話になっていたと感じた。
 
 この話を読んで、今から10年程前に、友人と私の3人で立ち上げた、とあるネット上のコミュニティが頭によぎった。このコミュニティは、今でもネット上と現実社会の両方にしっかりと根を張って活躍し続けている。沢山のメンバーの厚意によって、個人ではとても実現できないような事がいくつも実現していった事、そしてメンバー一人一人の熱い思いに何度も感動させられた。そうしたメンバー相互の心遣いと言う部分が、お互いの誇りだった。何度も奇跡を感じた。

 とかく暗黒面ばかりが取沙汰されるネットワーク社会であるし、私が関わっていた頃とは人のつながり方は変わって来ていると思っていた。でも、根本的な所では何も変わってはいない、気づいていないのは私自身、または変わってしまったのは私自身なのではないか、そんな事を思い起こさせてくれた話だった。

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SUBARUデザインの迷走

 まずは、これをご覧頂きたい。実際には特別仕様車ではあるのだが。

SUBARU R2 Custom

 実際にこの車の顔については発売当初から、賛否両論があった事も事実。フランクフルトモーターショーで発表した「B11S」で、ファミリーフェイスをこの「ファニーフェイス」にしていこうなんて、発表をしたもんだから評判はまっ二つ。実車は見ていないので、実際にはどんな雰囲気を持つのかは解らないが、これがスタディモデルであるにせよ、完成度の低いデザインであるように思えてならない。T社の「魂が抜けて未完成のまま発売された車」の以上のまとまりの悪さを感じる。どこをどうリサーチしてこのようなデザインになったのか、センス以前にもっと根本的な所に問題がある様に思えた。

 実際問題、T社のような化け物級の開発スピードと、生産能力を持っている様な会社であるなら、一発勝負も出来る。つまり、平均的に4年をサイクルとしているモデルチェンジ時を想定したトレンドを見る必要すらなく、市場が今欲しているモノをすぐ提供できるが、SUBARUに関してはそうはいかない。「4年先のトレンドの"先"を見る必要」がある。車のデザインとはそうした性質のものだ。それをマイナーチェンジでこうしたモデルを出すと言う事は、デザインコンセプトの迷いがメーカー自身にあると言っているようなもの。「出してみました、評判がイマイチなのでお手軽に別のを用意してみましたが」では、世界戦略としてシェア1%を目指すと言っている割にはあまりにお粗末ではないか? まあ、以前にも、インプレッサでも同様な醜態をさらしてしまっているし、いまだにそれは拭いきっていない。
 
 プレミアムブランドを目指すには、確かにデザインの独自性を打ち出して行くというのは、特に車に関して言えば、テクノロジーをアピールする以上に、ブランド確立の為の大きな推進力となる事は言うまでもない。現在のスバルは、この点において、重要な部分を見落としていると言わざるを得ない。
 まあ、発売が予定されているR1は「ファニーフェイス」で出してくるようなので、諦めた訳ではなさそうではあるが。

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