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レガシィB4 3.0Rトラブル顛末記(最終回)

 流石にしびれを切らし、ディーラーに連絡を入れる。回答は「部品が揃いました」との事。では、なぜ連絡をしてこないのか? まあ、こちらも治してもらう関係もあるので、ぐっとこらえて改修の予定を入れる。この時のメニューは、パワステポンプの交換、そしてトランクリッドとリアバンパーの接触防止、前の左右のドアのノブの渋りの三点。トランクリッドとリアバンパーの接触は、トランクを閉めた際に、トランクの端面と同一のリアバンパーが接触し、傷をつけているのを発見した為である。今回のモデルのトランクリッドはその造形上の問題と、軽量化の為にFRPが使われており、トランクを閉めた時にここが揺らいで接触しているようだ。ドアノブに関しては、内外のドアノブが固く、時々びっくりする様な力をかけないとドアが開かなるという現象がでていた為である。ここで、更に約1週間の工場入りとなる。リアバンパーとトランクリッドの接触に関しては、既にメーカー側の認識もあり、バンパーの取り付けを約1mm下げる事で対策。ドアはヒンジの調整とグリスアップで完全に直っている。いい仕事だ。パワステはポンプの再度交換と、並びに関連パイピングの交換となった。ところが、直ったとして納品されたものの、パワステに関しては殆ど改善されていなかった。
 ホトケの顔も三度まで、スバル馬鹿のスバリストといえど、これでは目をつぶる事は出来ない。即、ディーラーにクレームを入れる。「一体どうなっている。客をバカにするのもいい加減にしろ。もう、この車への信頼は無いに等しい。こちらが指定した期日までに改修できなければ、新車と交換しろ」と。事実、ここまで、納車から約10ヶ月間が過ぎており、この間でディーラーの工場入りをしている期間は、2ヶ月を越えている。我慢にも限度がある。加えて再度、客相にも同様のクレームを入れる。
 ディーラーの方も、以前から危機感はもっていてくれていたものの、いままで有る程度、寛容な態度で来ていた客が激怒していることを察し、愛車を引き取りに来た時に一緒に支店長も謝罪に来た。この場で、プレッシャーを与える目的と、こちらの意図を明確にする意味でキーを二本渡して、「期限は一週間。一日でも遅れる事も、改修できなかったと言う事も許さない。メーカに戻すなりとにかく手段は選ばず、完全な対応をしろ」と突っぱねた。ディーラー側も入庫履歴を見た時に尋常ではないと言う事で、なんとか「努力」するとの言うが、「努力でなく実績を見せろ」というこちらの言葉に、返す言葉も無かった様だ。

 一週間後、車を受領にいく。整備課長に同乗してもらい、改修の状態を確認する。 メーカに戻し、ステアリングのギアボックスの部品選定、並びに交換、そしてギア自体のバックラッシュを詰めるという対策を行い、やっと問題は収束した。ギアボックスとパワーアシスト、その他、ステアリングの機構自体の相性による原因だったとの事だが、まあ、これに関しては若干の疑問は持ちつつも、直れば文句は無い。まあ、バックラッシュを詰めた事により、ステアリングの舵力が若干重くなり、安定感が増した事を考えれば、十二分な仕上がりである。ディーラー、メーカーとも、努力と実力、そして、何よりも「意地」を見せたと言う所だろう。

 私の住んでいる近郊は、自動車が無くてもそれなりに生活が出来る為なのか、それともディーラー自身がダルなのか、明らかにお膝元の群馬のディーラーより動きが遅い。(お膝元の太田市のディーラーは接客態度すら酷いものだったが)。まあ、どちらにしても、富士重工にはもっと品質管理に関して、更に厳しくやってもらえてさえすれば、こういった問題は起こりえなかったと言える。まあ、内情も全く知らなくな無いので、致し方ない部分もあるとは言えるのだが。

 唯一、救いだった点と言えば、動きが遅かった事とミスを多発してはいたものの、ディーラーのスタッフは根気づよく、また、誠意と熱意を持って対応してくれた点である。この点については、信頼を寄せる事ができると確信が持てたことである。・・・と、甘い事を言って納得してる私は、やはり「スバル馬鹿」なんだろうと・・・ここは救いがたいが(苦笑)

 最後に、一番始めに出たタペット不良に関しての原因の報告があった。リフト機構内の小さなスプリングが、メーカーの刻印の所でポッキリと折れていたとの事である。設計不良なのか、単なる部品不良なのか明確になっていないため、2003年12月前後に納車になってる車両は、同様のトラブルが発生する可能性があるかもしれない。ちなみに、この部品はかのポルシェの可変バルブ機構の部品と同じメーカーから納入されている部品である。
(EZ30Rがポルシェの息のかかったエンジンであると言われる由縁の一つである)

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